時/2022年5月28日(土) 所/広島県福山市まなびの館ローズコム
日本文学研究の第一人者、福山大学の青木美保教授をお迎えして、文学の世界から備後地方・福山地域に残る「穴の海伝説」を解説していただきました。海や川という「水」と共に生きてきた先人たちの姿を思い起こさせていただけた貴重な講演でした。
【講演の目次】
はじめに―語り継がれる「穴の海」―地域の人々の声
1、「穴の海」について語られた歴史―「吉備高島宮」の場所に関する考察
①井伏鱒二の郷土についての文章から
②濱本鶴賓が語る「穴の海」と諸説―昭和10年代の論争から
2、現代の「穴の海」についての評価
①「穴の海」についての現代の言説
②「穴の海」の場所と古代遺跡(貝塚・古墳の位置)
3、「穴の海」と「穴戸」の違い―穴戸山神社・「水門」という解説を通して
4、「穴の海」の歴史的意味
①「穴の海」の機能―日本海沿岸の「潟港」を参考に
②「穴の海」の住人―姓氏の研究・旧記の研究
5、「穴の海」における生活感
6、環境と生活―「穴の海」の伝統を活かして生きる
①長野県安曇氏について
②四万十川条例について
第1回講演会の動画(長尺フルサイズ)はこちら
https://youtu.be/Q77IYV7zhhg
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