⑦御座所・地神

  言い伝えによると、日本武尊が熊襲を征伐に行かれ、その帰りにここには穴の海と言う入江があり、穴襲と言う賊がいる、それを平定するために、市村(現在の蔵王町)辺りに上陸され、横尾あたりに来られた時、羽賀山の下あたりから鶴が飛び立ち、あそこに賊が居ると言うので、早速平定され、眺望のよい此の場所に立てられ、方々を見られた所、加茂谷の鵜峠の辺でも鶴が舞い上がり、あそこにも賊がいるので、征伐に行かれたと言う事です。

   日本武尊が立たれた場所だからここを聖地として残そうと言う事で、絶対に人に踏ませない方法として木製で常夜灯を造って置いてあったとの事です。木は腐るのでその度に造り変えたと言われています。

   明治44年(1911)に常夜灯に変って石を置き、それを地神さんとして祀ったと言い伝えられています。毎年3月にお祭りを行います。

御在所の高まり。中央の立石が地神さん
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